街の小ネタ byチャリンコ営業マン
(更新)
事故を乗り越え、地域に“あたたかい唐揚げ”を届けたい


上坂部の近松ロードで、唐揚げのテイクアウトとキッチンカー営業を行う「社長のからあげ塚口店」。
店舗での販売に加え、キッチンカーでも地域を回り、できたての唐揚げを届けているお店です。
店主の福谷さんは10代の頃から飲食業に携わり、九州各地の唐揚げ店で修行を重ねたのち、「社長のからあげ」をオープンしました。
そんな同店が、今年4月中旬から2週間のうちに2度のキッチンカー事故に見舞われました。
車両保険に未加入だったこともあり、修理費の負担は大きく、営業を続けていけるのかという不安や精神的な重圧も重なったそうです。
一時は、営業継続そのものを考え直すほどの厳しい状況だったといいます。
それでも、福谷さんが手放さなかったのは、「地域のお客様に温かい唐揚げを届けたい」という思いでした。
現在は、昼のキッチンカー営業、店舗営業、チラシ配布など、今できることを一つずつ積み重ねながら再起に挑戦中。
今回の出来事を通して、あらためて見えてきたのは、小さな飲食店経営の現実、人手不足やスタッフ教育の難しさ、そして地域密着で商売を続けることの重みだそうです。
華やかに見える飲食の仕事の裏側には、日々の地道な努力があります。
思いがけないトラブルに直面したとき、その厳しさは一気に現実のものになります。
それでも前を向き、店を開け、商品を用意し、お客様を迎える――。
「社長のからあげ塚口店」の今の姿からは、そんな商いの原点のようなものが伝わってきます。
福谷さんは、「事故があったから終わりではなく、事故があったからこそ、地域に必要とされる店を目指したい」という思いで、今日も営業を続けています。
普段何気なく立ち寄るテイクアウト店やキッチンカーにも、それぞれの挑戦や物語があります。
あたたかい唐揚げの向こう側にある、店主のまっすぐな思い。
地域で頑張るお店を応援したいと感じた方は、ぜひ足を運んでください。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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