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(更新)
大和南子育て支援センター「ぽけっと」
2026年8月3日、東大和市清原にある大和南子育て支援センター「ぽけっと」で、新たに一時預かり事業がスタートしました。
「ぽけっと」は、親子で遊んだり、保護者同士で交流したりできる子育てひろばとして、以前から地域の子育て家庭を支えてきた場所です。
今回そこに加わったのが、満1歳から就学前までの子どもを対象とした一時預かりです。仕事や通院、冠婚葬祭などの用事があるときだけでなく、「少し一人になる時間がほしい」「リフレッシュしたい」というときにも利用できます。
まいぷれ編集部では、実際に「ぽけっと」を訪問。社会福祉法人大龍会 多摩支部統括理事の折原義和さんと、同法人の施設整備・事業推進担当の榎本豊さんにお話を伺いました。
一時預かりを始めた背景や、子どもたちを預かる現場で大切にしていること、そしてこれから「ぽけっと」をどのような場所にしていきたいのかをご紹介します。

左:施設整備・事業推進担当 榎本豊さん/右:社会福祉法人大龍会 多摩支部統括理事 折原義和さん
現在「ぽけっと」がある場所には、もともと大和南保育園がありました。
大和南保育園の移転後も、親子で遊びに来ることのできる子育てひろばとして事業が続けられ、現在は東大和市から委託を受け、社会福祉法人大龍会が「大和南子育て支援センターぽけっと」として運営しています。
そして2026年8月から、新たに一時預かり事業が始まりました。
その背景の一つにあるのが、旧子ども家庭支援センター「かるがも」で行われていた一時預かり事業の終了です。取材では、「かるがも」の一時預かりは利用も多く、地域にとって必要性の高い事業だったというお話を伺いました。
その受け皿となる一時預かりの場が地域に必要であることから、「ぽけっと」に新たな機能として加わることになりました。
「ぽけっと」での一時預かりは、8月に始まったばかりです。
しかし、そこで子どもたちを迎えるスタッフの多くは、一時預かりが初めてというわけではありません。旧「かるがも」で一時預かりに携わっていた方々にも声をかけ、経験のあるスタッフが多く集まっているとのこと。
新しい取り組みでありながら、これまで地域で一時預かりに携わってきた経験も引き継がれています。
今回お話を伺った折原義和さんは、長年にわたり保育の現場に携わり、約40年にわたって園長を務めてきました。その経験から、一時預かりの難しさや、子どもだけでなく保護者にも寄り添う場所の必要性についてお話しいただきました。
制度や利用方法だけでは見えてこない、実際に子どもや保護者と向き合ってきた現場からのお話も、今回の取材で印象に残ったことの一つです。

実際にどんなところで過ごすの?
取材の中で印象に残ったのが、「ぽけっと」という名前についてのお話でした。折原さんが思い描くのは、ドラえもんのポケットのような存在。必要なときに必要なものが出てくるポケットのように、地域の人たちが必要としているものを提供できる場所にしていきたいと話します。
現在は子育てひろばと一時預かりが中心ですが、将来的には年齢を問わず地域の人が訪れることのできる環境づくりや、小学生の受け入れなども構想しているそうです。
まずは現在の取り組みを一つずつ積み重ねながら、地域を支える場所として「ぽけっと」を育てていきたいといいます。
一時預かりというと、「子どもを預ける場所」というイメージが先に浮かぶかもしれません。しかし「ぽけっと」には、もう一つの役割があります。それが、以前から続けてきた子育てひろばです。
親子で遊びに来ることができ、そこで保護者同士の交流も生まれます。
折原さんは、
「自分の気持ちを気楽に話せる場所が必要なんだよね」
と話します。
同じような環境にいる人と話すことで、悩みへの答えを見つけるきっかけになることもあります。
子育てひろばでほかの保護者と話して、ほっとする。必要なときには一時預かりを利用して、一人になる時間をつくる。
「子育てひろば」と「一時預かり」。
この二つがうまくかみ合う場所にしていきたいというのが、「ぽけっと」が目指している姿です。

遊びスペース
「ぽけっと」の一時預かりでは、子どもの年齢などに合わせながら保育を行います。
一日の大まかな流れは次のようになっています。
| 8:45 | 午前・一日保育受け入れ |
| 視診 | |
| 室内・戸外あそび | |
| お弁当 | |
| 12:45 | 午前保育お迎え/午後保育受け入れ |
| おひるね | |
| おやつ | |
| 室内・戸外あそび | |
| 16:45 | お迎え |
昼食はお弁当を持参し、おやつは施設で提供されます。
あくまで大まかなタイムスケジュールで、子どもの年齢に合わせた保育が行われます。
今回の取材では、制度の説明だけでなく、一時預かりの現場ならではのお話も聞くことができました。通常の保育園では、子どもたちは日々通園し、保育士との関係を少しずつ築いていきます。
一方、一時預かりは毎日利用するとは限りません。慣れない場所で家族と離れることに不安を感じ、泣いてしまったり、嫌がったりする子どももいます。
折原さんは、一時預かりの難しさの一つがそこにあると話します。
そんなときには抱っこをしたり、テラスへ出て気分を変えてみたり、おもちゃへ誘ってみたり。その日の子どもの様子を見ながら、一人ひとりの気持ちを受け止めて対応していきます。施設の案内にも、保育に慣れる期間がないまま預かることで、不安から泣いたり嫌がったりする場合があること、その気持ちを受け止めながら対応していくことが記されています。
長年保育に携わってきた折原さんからこうしたお話を伺うと、一時預かりは単に一定時間子どもを預かるだけではなく、限られた時間の中で一人ひとりの子どもと向き合う保育なのだと感じます。
一時預かりは、仕事をしている家庭だけの制度ではありません。「ぽけっと」では、就労や通院、冠婚葬祭などによって一時的に家庭での保育が難しい場合のほか、育児に伴う心理的・肉体的な負担からリフレッシュしたい場合などにも利用できます。
子育てをしていると、「自分のために預けてもいいのかな」と感じる方もいるかもしれません。
一人で過ごす時間をつくったり、少しほっとする時間を持ったりすることも、一時預かりを利用できる理由の一つです。
折原さんも、利用する方が安心できる施設であることを大切にしたいと話します。
「ぽけっと」の一時預かりを利用するには、事前の利用登録が必要です。最初に面談を行い、子どもの健康状態や普段の様子などを確認したうえで登録します。登録後の予約方法や必要な持ち物など、詳しくは施設へ事前にお問い合わせください。
施設名
大和南子育て支援センター「ぽけっと」
所在地
東大和市清原3-1
対象
東大和市に在住し、住民基本台帳に登録されている、健康で集団生活が可能な満1歳~就学前の子ども
利用日
月曜日~金曜日
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み
利用時間
8:45~16:45
半日利用
午前 8:45~12:45
午後 12:45~16:45
利用回数
週3回まで
受入人数
7~8名程度(予約制)
利用料
1日 3,000円
半日 1,500円
昼食・おやつ
昼食はお弁当を持参
おやつは施設で提供(おやつ代100円)
※利用には事前登録が必要です。利用条件や予約状況など、最新の情報は施設へお問い合わせください。

天井の高さや木を基調にした空間
最後に、これから「ぽけっと」をどんな場所にしていきたいのか伺いました。
折原さんが話してくださったのは、
「子どもも利用者で、親も利用者。その人たちに寄り添う空間として、あそこを活用していきたい」
という言葉でした。
そして、施設を支える職員については、
「子どもには優しく、親とは上手に、職員は仲良く」
とも。
そして、ときには保護者自身が少し休むための場所。「ぽけっと」という名前のように、必要なときに地域の子育て家庭を支えるさまざまなものが出てくる場所へ。
大和南子育て支援センター「ぽけっと」の新しい取り組みは、2026年8月に始まったばかりです。まいぷれ編集部では、これから地域の中でどのような場所へ育っていくのか、引き続き注目していきたいと思います。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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