まいぷれ札幌市中央区編集部
まいぷれ札幌市中央区編集部です。
ついに今年は、中央区のチームがYOSAKOIソーラン大賞を獲りました!!
「グラフィックホールディングスpresents 倭奏(わっか)」の皆さんです。おめでとうございます!!!!!
「ついに・・・」と書いてしまいましたが、中央区のチームが大賞に輝いたのは、2001年(第10回)の「パスキー&北海道医療大学」チーム以来、実に四半世紀ぶりのことなのです。
「これは是非ともお話を聴きに行かねば」と、連絡をとり、総代表でプロデューサーでもあられる下畑浩二(しもはたこうじ)氏にインタビューが実現しましたのでご紹介します。(取材日:2026年6月22日)
編集部: この度は本当におめでとうございます! お忙しい中、お時間をお取りいただきありがとうございます。
下畑氏: ありがとうございます。「このスタイルで大賞を!」と頑張ってきたので、本当に嬉しいです。
編集部: それにしても、出場8回目での大賞受賞、スゴイです! 複数ある上位入賞常連チームのほか、最近は道外のチームが大賞をとることもある中、よくぞ頂点に立たれました!
下畑氏: 今年大賞をとれたのは、メンバー・スポンサー、支えてくれる方々の長年の努力が実った結果だと感じています。ここ数年、チームに足りないなという部分が、カチッとピースがはまった感があります。
編集部: 具体的にはどういったことが挙げられますか。
下畑氏: 振付しかり、MCしかり、演出スタッフしかり。特に、今年は10周年記念演舞曲を歌ってくれた鈴華(すずはな)ゆう子さんの存在が大きかったと思います。
鈴華さんにとっても「和楽器バンド」で活動される中で、ソロ活動10周年記念の年であり、お互いが10周年という不思議なご縁から生まれた本当に宝石のような楽曲です。大賞をとれて本当に良かったです。
編集部: スポンサー名が冠されたチーム名となっていますが、グラフィックホールディングスさんからの期待も大きかったのではないですか。
下畑氏: グラフィックホールディングスさんとは当初まったく繋がりはなく、「倭奏」立ち上げ時に以前からの知り合いだった豊栄建設の古澤社長にスポンサーをお願いしたご縁で、山本社長を紹介していただきました。
編集部: 「応援するから、早く大賞とってね!」などの声はありましたか?(笑)
下畑氏: いえいえ(笑)。山本社長もとくに条件をつけることなく気軽にOKしてくださり、不思議なご縁を感じています。年々つながりが深くなり、パートナーという感じになってきています。
編集部: でも、やっぱりプレッシャーは感じるのでは?(笑:ちょっとしつこかったか)
下畑氏: そうした圧力はまったくないです!(キッパリ:笑)。むしろ自分が以前勤めていた広告代理店からの流れで今のイベント企画会社をやっており、自らへのプレッシャーを感じているところはあります(苦笑)。
編集部: わかりました。ところで、いただいた名刺には、「総代表・プロデューサー」とありますが?
下畑氏: 以前もう1チームの代表をしていましたが解散となり、そのチームメイトとともに再びお祭りを楽しみたいとの気持ちから「倭奏」を立ち上げました。
編集部: なるほど。チーム名の「倭奏(わっか)」にも思い入れがありそうですね。
下畑氏: はい。以前関わっていた「VOGUE」と、代表をしていた「vaia」の頭文字Vとvを重ね、「W」から始まるチーム名にしたいと考えました。
また和楽器を使いたい、北海道らしさを込めたいとの思いからアイヌ語で水を意味する「ワッカ」に思い至り、漢字を当てはめて「倭奏」となりました。
編集部: そうしてスタートしたのが2017年ということですね。
下畑氏: はい。2016年に愛知県犬山市の「笑゛(じょう)」が道外チームで初めて大賞をとりました。(※第1回大賞の「セントラルグループよさこい踊り子隊(高知市)」を除く)。
かつて自分が目指していた場所に道外チームが挑戦する姿を見て、「やらなきゃ」と触発された面もあります。
編集部: 北海道のほかに関東や名古屋にもチームメンバーがいるとのことですが、地域ごとの人数はどうなっていますか。
下畑氏: 関東周辺で約35名、名古屋も約35名です。札幌は約110名で、総勢180名くらいになります。祭りで演舞できるのは最大150名なので、踊り子以外も含めたメンバー数ということです。
編集部: メンバー募集の際、何か基準はありますか。
下畑氏: それが、あまりないんです。立ち上げ時に以前からの知人に声をかけても、子育て中などで動けず集まらなかったため、誰でも参加でき、練習への参加率も問わないことにしました。
編集部: そうなんですか。でも、それでよく大賞をとれましたね。
下畑氏: ただ、練習は週3回きちんと続け、「自ら練習に来たい!」と思える環境づくりを心掛けています。踊りを覚えられない人以外は皆出演できるようにしています。
また、私は北星学園のチームもプロデュースしているので、そのOB・OGや、同じ支部で解散した他チームからの参加もあり、チームをつくることができました。
編集部: なるほど。ところで遠隔地の方との練習はどうされていますか。
下畑氏: SNSで動画をやりとりし、すぐ情報を共有しています。踊りを後から写して覚えやすくしたり、位置ごとの動きを具体的に伝え合って進めています。
編集部: チーム運営で留意していることは何ですか。
下畑氏: 踊るお祭りなので、踊りに対するハードルがあるのは事実です。なので、踊り子以外でもメンバーになれて良かったと思えるように努めています。
編集部: 具体的にはどのようなことですか。
下畑氏: はい。旗や楽器に携わるだけでも参加できる仕組みをつくり、今では各地併せてそれぞれ18名ずついます。踊り子の満足度=チーム継続率ととらえ、毎年の継続率は75~80%あります。
また、メンバー数も重要です。衣装代は個人持ちですが、楽曲・振付・参加費などは頭割りなので、人数が多いと1人当たりの負担も減りますから。
編集部: 継続率が80%くらいもあるのはすごいですね。演舞内容や楽曲は毎年変えているのでしょうか。
下畑氏: これはチームによって様々ですが、「倭奏」では毎年変えています。各地の祭りの雰囲気や傾向を参考に、プロデューサーである私が決めています。
昨年のテーマは「晴々(せいは)」で、閉塞感のある世の中でも「明日も頑張ろう!」と晴れ晴れした気分になってもらうことを目指しました。
今年のテーマ「響粋(ひすい)」は、10周年を迎え、宝石のような10年であったことへの喜びと感謝を表しました。
編集部: スケジュールとしてはどんな感じですか。
下畑氏: テーマが決まったら8月中には曲の発注をし、12月頃完成してから振付になるため、練習開始は2月以降になります。
編集部: ところで演舞依頼も多いと思いますが、年間何回くらい出演されていますか。
下畑氏: 昨年は56回でした。大賞をいただいたので今後はもっと増えるかもしれませんね。
編集部: 道外での演舞はどのようなところへ行かれますか。
下畑氏: 大きなところでは「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい」や名古屋の「にっぽんど真ん中祭り」があります。また昨年大賞をいただいた池袋の「東京よさこい」、茨城県の「神栖舞っちゃげ祭り」、三重県津市の「安濃津よさこい」などを中心に、全国各地のお祭りに参加しています。
編集部: 近畿、中部、関東、東北とずいぶん広範囲に及んでいますね。そういえば昨年(2025年)は地域貢献賞(普及振興部門)も受賞されていますね。
下畑氏: それは、道外にも支部をつくり各地のお祭りに参加し続けたことが評価されたのではないかと思います。また、昨年、大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で行われたアジア初のeスポーツ世界大会(ALGS)で、オープニングアクトとして出演しましたが、こうした「他ジャンル」とのコラボや、すすきの会場の運営に関わっていることもポイントになったかもしれません。
編集部: なるほど。大賞だけではなく、幅広く地域貢献されており素晴らしいですね。では、今後の目標などについてお聞かせください。
下畑氏: 継続率は8割近くありましたが、今年大賞をとってしまったので、それを目標にしていた人は辞めるかもしれず少し怖いです(笑)。
お祭りは「若くて踊れる人の祭典=ダンススキルを競うこと」だけではないと考えています。もっと幅のあるイベントにできればと思います。
編集部: それは、どういうことでしょうか。
下畑氏:たとえば2002年(第11回)に「三石なるこ会」が大賞をとられました。80歳を超える人もいる浜のお母さんたちのチームで、ムリの無い振付のもと、大漁旗をあしらった衣装などその町をよく表したコンセプトがありました。
「倭奏」も、メンバーは12歳から64歳までおり、平均年齢は33歳で比較的高いチームです。ですから、もっとお祭りの部分の裾野を広げるため自分たちのスタイル(チームメンバー年齢構成層)で挑戦し、評価してもらえることを目標にやってきました。
踊り子以外でも主役になれるチームを目指していきたいと思います。
編集部:最後に、下畑さんにとってYOSAKOIソーラン祭りって何ですか?
下畑氏:最初は、仕事だったんです(笑)。でも、気付けば30年近く関わっていて、生活の一部になっています。
古くからのお祭りは、地域に根付き、地域の枠内で収まるものがほとんどですが、YOSAKOIソーラン祭りは新規参入がしやすく、地域の枠を飛び越えて活動ができます。全国・世界へも発信・挑戦できます。ワクワクする人生をこれからも、札幌市中央区のチームとして誇りをもって活動していきます。
編集部:本日はありがとうございました。ぜひ来年も、ワクワクする踊りで皆さんを魅了し、大賞を目指してください。
<インタビュー後記>
インタビューの途中で、「私たちはYOSAKOIソーラン祭りのことを“YOSAKOI”と略して言うことがありますが、高知のよさこい祭りのことを忘れてはいけませんね。」と、ポツリと言われたのが印象的であった。
今はイベント企画会社を経営され、チーム「倭奏」をプロデュースし、代表も務められている下畑氏だが、「学校の先生になりたかった。ただ、大学を出てすぐ教師になるのではなく、社会人を経験し、人間として深みのある先生を目指そうとした」とのこと。
続けて、「そう(学校の先生に)なってはいないんですけど・・・」と仰っていたが、いわゆる「教職」には就かれていなくとも、チームをまとめメンバーを育てておられる姿は、学校教育とは別のかたちで教師を体現されているのではないかと感じた。
祝日は休業します
| 名称 | まいぷれ札幌市中央区編集部 |
|---|---|
| フリガナ | マイプレサッポロシチュウオウクヘンシュウブ |
| 住所 | 060-0063 札幌市中央区南3条西9-998-3 Apa Towers札幌大通公園1018号 |
| アクセス | 札幌市営地下鉄東西線西11丁目駅3番出口より徒歩11分 札幌市電山鼻線西8丁目駅より徒歩6分 札幌市電山鼻線資生館小学校前駅より徒歩5分 |
| 電話番号 | 011-803-0163 不在時は、留守番電話にご用件を録音ください。 |
| メールアドレス | info@middlestation.jp |
| 営業時間 |
祝日は休業します |
| 駐車場 | なし 構内及び近隣にコインパーキングあり |
| 問い合わせページ | 外部サイトに繋がります |