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【対談まとめ】小島葬儀店×磯子区のお店

【対談】「手当て」が教えてくれた、心の整え方。 小島葬儀店×ネイルサロンbaytonが見つけた、香りと葬儀の意外な共通点

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提供:小島葬儀店

「葬儀社」と「ネイルサロン」。一見、全く接点がないように思える二つの職業ですが、実は「人の心に触れる」という点では、驚くほど似ているのかもしれません。

 

2025年11月23日、磯子区にある小島葬儀店で、ネイルサロンbayton(ベイトン)主催の「アロマロールオン作り&ハンドトリートメント体験会」が開催されました。

 

なぜ、葬儀社でアロマなのか?

その背景には、地域に根ざす小島葬儀店・内藤さんと、ケアを重視するbaytonオーナー・大川さんの、「自分を大切にしてほしい」という共通の願いがありました。

イベントを終えたお二人に、当日の様子とそこから見えた「ケアの本質」について語っていただきました。

■プロフィール

 

private nail bayton

大手サロン勤務を経て独立し、京急富岡駅でサロンをオープンして7年目。「お客様一人ひとりに寄り添いたい」という想いから、完全個室のプライベート空間にこだわる。近年はアロマを学び、ネイルだけでなく香りのワークショップも開催している。

小島葬儀店

昭和初期創業の小島葬儀店。地域密着型の葬儀社として、形式にとらわれない柔軟な葬儀を提案している。異業種とのコラボイベントを通じて、葬儀社を「地域の人々が気軽に立ち寄れる場所」にすることを目指している。

小島葬儀店

葬祭業・葬儀場

ご家族のお気持ちに寄り添ったご葬儀で、真心をカタチに

横浜市磯子区下町5-21

▼これまでの小島葬儀店の対談はこちら

 


 

■アロマで見つける、自分の「現在地」

──今回、なぜ葬儀社で「アロマ」のイベントを開催しようと思ったのですか?

 

小島葬儀店 内藤さん(以下、内藤):

実は以前から、baytonの大川さんのことは存じ上げていて、その「人との距離感の縮め方」や「安心感のある空間づくり」が素晴らしいなと思っていました。

 

葬儀社はどうしても緊張感のある場所になりがちですが、大川さんの力を借りることで、地域の皆さんにリラックスして足を運んでもらえるのではないかと考えました。

 

bayton 大川さん(以下、大川):

お話をいただいた時は嬉しかったですね。

普段、ネイルサロンに来られるのは女性が中心ですが、葬儀という場であれば、男性やご年配の方など、普段アロマに触れる機会がない方にも「香りの力」を届けられるんじゃないかと思いました。

 


 

■「直感で選ぶ」ことの意味。イベントで見えたそれぞれの“今”

──当日のイベントでは、20種類以上の精油から自分だけの「ロールオンアロマ」を作ったそうですね。

 

大川:

はい。今回は25種類ほどの精油(エッセンシャルオイル)を持参しました。最初にアロマの基礎知識をお話しした後、「今の直感」だけで香りを選んでいただいたんです。実はこれ、理屈抜きで「今の心の状態」がそのまま表れるんですよ。

内藤:

僕も体験しましたが、驚きました。最初は「柑橘系でスッキリしたいな」と思っていたのに、直感で選んで完成したのは、オレンジに少しスパイスが混ざったような、独特で落ち着きのある香りでした。

 

大川:

内藤さんが選んだ香りには「自分を整える」「地に足をつける」といった効能があったんですよね。リフレッシュよりも、自分自身の土台を安定させることを、無意識に求めていたんだと思います。

 

内藤:

まさにその通りで、自分の内面を言い当てられたような感覚でした。参加者の皆さんも「最近眠れていないから、この香りが落ち着く」といったように、香りを通じて自分自身の心と対話している姿が印象的でしたね。

 


 

■ 「手当て」の力。生と死、二つの現場で共通すること

──ワークショップの最後には「ハンドトリートメント(タッチケア)」の時間もあったそうですね。

 

大川:

私はこのケアを、あえて「手当て」と呼んでいます。子供の頃、お腹が痛い時にお母さんに手を当ててもらうだけで安心した記憶はありませんか? 大人になっても、ただ「触れてもらう」だけで張り詰めていた心がふっと緩む瞬間があるんです。

 

内藤:

この「触れる」という行為、実は葬儀の現場でもすごく重要で、かつ難しい課題なんです。

大切な方が亡くなられた時、ご遺族は「冷たくなっているのではないか」と、触れるのを躊躇されることがあります。でも、僕たちがケアをさせていただく中で「よかったら、手を添えてあげてください」とお声がけすると、触れた瞬間に涙があふれ、同時に表情がすっと柔らかくなる方が多いんです。

 

大川:

最期の「手当て」なんですね。言葉以上のコミュニケーションがそこにある。

内藤:

今回改めて、「触れることの安心感」は、生きている時もお別れの時も変わらないものだと感じました。例えば「入院中のご家族にタッチケアをしてあげたい」という方に向けてレクチャーするような場も、今後作っていきたいなと思っているんです。

大川:

それは素敵ですね。ご家族だからこそできる「手当て」のきっかけ作り、ぜひお手伝いしたいです。


 

■ 「自分を大切にする」ことが、誰かへの優しさに変わる

──今回のコラボを通じて、お二人の心境に変化はありましたか?

 

内藤:

大きな気づきがありました。葬儀社という仕事柄、僕は「悲しみの最中にいる相手」を支えるために、自分の感情は二の次にして気を張り続けてきたところがありました。でも大川さんのケアを受けて、「自分自身が整っていないと、相手を本当に支えることはできない」と痛感したんです。

 

大川:

内藤さんのおっしゃる通りです。自分が満たされて初めて、周りの人にも本当の意味で優しくなれる。それは、お仕事でもご家庭でも同じだと思います。

 

内藤:

「自分を大切にする時間」を持つことは、わがままではなく、より良いサポートをするための大切な準備なんだと思えました。

──最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

内藤:

葬儀は一人ではできません。色々な人の意見に惑わされることもあるでしょう。でも、故人と同じくらい、自分自身の気持ちも大切にしてほしいです。少し休む勇気を持って、自分を整えてからお別れに向き合ってほしいと願っています。

大川:

自分が癒やされて満たされれば、周りにも優しくなれる。それが小さな平和に繋がっていくと思うんです。ぜひ、日常の中で自分を「手当て」する時間を一分でも作ってみてください。


 

【編集後記】

「自分を大切にするなんて、当たり前すぎて忘れていた」。取材の終わりに内藤さんがこぼした言葉が、胸に残りました。

 

忙しい毎日、私たちはつい「誰かのため」に頑張りすぎてしまいます。けれど、まずは自分の手に香りを乗せ、自分自身を「手当て」してあげること。それが、家族やパートナーなど、身近な人たちを大切にする余裕を生む第一歩なのかもしれません。

 

小島葬儀店は、ただ「見送る場所」ではありません。命の尊さを知っているからこそ、「今、生きているあなた」を大切にしてくれる場所です。もし、心が少し疲れたら、磯子のこの場所を思い出してみてください。そこには、温かい手と笑顔が待っています。

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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