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【対談まとめ】小島葬儀店×磯子区のお店

故人がたどってきた人生を、もっと深く知るために。 葬儀社と雑貨店が語る、言葉にできない想いを「モノ」に託しておくるお葬式

更新)

「お葬式」と聞くと、多くの人は厳かな祭壇や、深い悲しみの場を想像するかもしれません。

しかし、もしその場所が、故人の知らなかった一面に出会い、その人生の輝きを再発見する「温かな語らいの場」になったとしたら。

 

地域に根ざし、新しい葬儀のあり方を模索し続ける「小島葬儀店」の内藤さんと、手作りの楽しさを通じて地域のコミュニティを育む雑貨店「Hobby Lobby」の鈴木さん。

異業種でありながら「地域の人々に前向きなきっかけを届けたい」という共通の想いを持つお二人が、先日開催されたスクラップブッキングイベントを振り返りながら、これからの葬儀、そして「モノ」が語る人生の物語について語り合いました。

プロフィール

Hobby Lobby

 

地域の人々が集まる場作りを大切に、月替わりで様々なクラフトイベントを開催する雑貨・クラフト教室。2時間で完成する「無理のない物作り」を通じ、参加者がポジティブになれるコミュニティ運営の機能も果たしている。

Hobby Lobby

ギフト・雑貨・趣味のお店

ここにしかない商品とアイディアの宝庫です

横浜市磯子区杉田1-1-1 らびすた新杉田1階

小島葬儀店

 

昭和初期の創業以来、磯子区で地域に寄り添い続ける葬儀社。葬儀を「故人の生きた証を伝える場」と表現し、異業種とのコラボを通じて、身近で相談しやすい葬儀社のあり方を提案している。

▼これまでの小島葬儀店の対談はこちら

小島葬儀店

葬祭業・葬儀場

ご家族のお気持ちに寄り添ったご葬儀で、真心をカタチに

横浜市磯子区下町5-21

 


 

【ワークショップレポート】~「誰かのために」作る。言葉を超えた想い~

──先日、小島葬儀店で開催された「スクラップブッキング」のワークショップ。当日はどのような雰囲気だったのでしょうか?

 

内藤さん:

今回は、お若い方や小さなお子さんの参加が多かったのが非常に新鮮でした。何より驚いたのは、お子さんたちの直感的な感性です。大人が「どこに何を貼ろうか」と悩んでいる横で、迷いなくパッパッと飾りを選び、それでいて最後には不思議とまとまりのある作品を完成させてしまう。その姿には、私自身も教えられるものがありました。

鈴木さん:

本当に、お子さんたちのエネルギーは爆発していましたね。一方で、参加された皆さんの多くが、自分のためというより「誰かのために」というコンセプトを持って制作されていたのも印象的でした。 

「離れて暮らす両親に、孫の入園式の様子を形にして見せたい」「病室で療養中のお母様を元気づけるために、写真を飾りたい」…。

 

単なる写真の整理ではなく、届けたい相手を想いながら手を動かす。そのプロセス自体に、とても温かなエネルギーが宿っていました。

「モノ」が語る人生の物語~写真の先にある解像度~

──内藤さんは、今回のワークショップを通じて「葬儀」に通じる新たな気づきがあったとお聞きしました。

 

内藤さん:

はい。これまでも葬儀の際、思い出の写真を展示する「思い出コーナー」を設けてきました。しかし今回自分で作品を作ってみて実感したのは、一枚の写真を選び、飾り付けるという行為には、その人の深い想いやこだわりが凝縮されているということです。

今回の体験を通じて、ご遺族が預けてくださる写真一枚一枚に対する「解像度」が上がった感覚がありました。これまでは「良いお写真ですね」と受け取っていたものが、今では「この写真を選んだ背景にはどんな物語があるんだろう」と、もっとお話を伺いたいと思うようになったんです。

言葉による説明以上に、その人の人柄を多角的に、そして深く物語ってくれると再認識しました。

鈴木さん:

「モノ」には、その人の「熱量」や「癖」が隠しようもなく出てしまいますものね。

Hobby Lobbyの教室でも、愛用していた着物をリメイクしたり、古い布を繋いでマフラーを作ったりすることがあります。たとえ生前にお話ししたことがなくても、その方が遺した書道の筆の運びや、木工作品の削り跡、あるいは大切にしていた服の色の選び方を見れば、その方の「好き」の熱量が伝わってきます。

鈴木さん:

葬儀の祭壇にただ綺麗なお花を飾るだけでなく、故人の個性が宿る「モノ」を並べる。それは、参列した方々が「ああ、あの方らしいね」と、故人の人生をより立体的、多面的に知るための大切なきっかけになるはずです。

共通する「場作り」の哲学~ポジティブなきっかけを届ける~

──一見、対極にある「葬儀」と「雑貨・クラフト」。しかし、お二人の間には深い共通点があるようですね。

鈴木さん:

私が一番大切にしているのは、集まった皆さんが「ポジティブな気持ち」で帰れる場を作ることです。教室では、あえて病気の話や、誰かを傷つけるかもしれない個人的すぎる家庭の話は避けるようにしています。

代わりに、今見頃のお花の話や、最近の美味しい食べ物の話など、明るい話題を共有します。2時間ほど集中して手を動かし、楽しい会話をして、「ああ、今日は楽しかった」と前向きな気持ちになってもらう。それがコミュニティの持つ力だと思っています。

内藤さん:

その「ポジティブになるきっかけを届ける」という想いは、葬儀も全く同じです。

お別れの場は確かに悲しいものですが、お葬式を通じて「この人の家族でよかった」「自分もこう生きていきたい」と、遺された人々が少しでも前を向くきっかけを作ることが、私たちの本当の仕事だと思っています。

 

故人の生きた証を丁寧に伝え、大切な思い出を共有する。鈴木さんの「場作り」と私たちの「お葬式」は、手法は違えど目指す場所は同じなのだと思いました。

今後の展望~日常の延長にある「やさしい終活」~

──これからの地域での取り組みとして、どのような展開を考えていらっしゃいますか?

 

内藤さん:

葬儀の事前相談というと、どうしても「かしこまった場所で、深刻な顔をして」というイメージがあります。でも、もっと気軽に、例えばお茶を飲みながら手を動かすワークショップの傍らで、「実はうちにある着物の処分に困っていて……」とか「私の時はこんな曲を流してほしいな」といった話ができる場を作れたらいいなと考えています。

 

鈴木さん:

それは素晴らしいですね。実は私の父の葬儀のときは、父が大好きだった曲をずっと会場で流してもらいました。「暗く悲しい場にするのではなく、みんなで明るく送り出してほしい」という願いがあったからです。

そんな風に「自分の時はこんな風に楽しく送ってほしい」「こんな曲をかけてほしい」と家族や友人と笑いながら話せる機会があれば、死に対する不安も少しずつ安心に変わっていくのかもしれません。

 

内藤さん:

まずは私が、鈴木さんのイベントに「出張」してお茶を飲みながら皆さんの声に耳を傾ける……といった、ハードルの低い一歩から始めてみたいですね。日常の延長線上にある、そんな「やさしい終活」を提案していきたいです。

まとめ~モノに宿る想いをお葬式の力に~

今回のお二人の対談を通じて印象的だったのは、故人の愛用品や作品などの「モノ」が、どんな言葉よりも豊かに、その人の人生を語ってくれるということ。

 

「あの人はこんな色が好きだった」「この作品を作る時はあんなに楽しそうだった」。そんな風に、目に見える形でお別れの場を彩ることは、残された家族にとっても、故人の歩みを再発見する温かなプロセスになるのだと感じました。言葉以外の表現方法があることを知るだけで、お葬式のイメージが少しずつ変わっていくことでしょう。

 

これまで「自分にはまだ早い」「難しそう」と遠ざけてしまいがちだった終活も、小島葬儀店とHobby Lobbyが提案する「やさしい終活」なら、お茶を飲みながら、あるいは思い出の写真を整理しながら、もっと身近に、軽やかに始められるはずです。

 

まずは、あなたにとっての大切な一品や、家族に見せたい写真一枚から。そんな小さな一歩から、あなたらしい「物語」を紡いでみませんか。

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ご家族のお気持ちに寄り添ったご葬儀で、真心をカタチに

横浜市磯子区下町5-21

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。