私は小学校低学年の頃、友人や先生から「昆虫博士」と呼ばれていました。
あれから40年以上が経ち、当時のことを多く忘れてしまいましたが、昆虫の名前だけは今でも分かります。
当時、虫が大好きだった私に母は「原色昆虫図鑑」を買ってくれました。その本は昆虫学者向けの学術書で、厚さはタウンページくらいあり、1匹1匹の解説が日本語と英語で書かれていました。当時の金額で8000円以上するその本は、小学校2年生の私にはかなり高価なものでした。しかし、私は母とデパートに行くと、真っ先に本屋に向かい、母の買い物が終わるまでその本を読んでいました。あまりにもその本ばかり見ていたので、母が根負けして買ってくれたのでしょう。買ってもらったときの嬉しさは、今でも鮮明に覚えています。
旅行や買い物に出かけるときも、片時もその重い図鑑を手放さず、いつも持ち歩いていました。毎日毎日ページをめくっていたので、図鑑はすぐに傷んでしまいました。
そこで、私は焦って、一匹一匹について書かれている説明文を全部ノートに書き写し始めました。
当時、英語なんて全く分かりませんでしたが、それでも英語の文章も一字一句ノートに書き写しました。ノートは10冊近くになり、すべて書き写したときには、1年近くが経過していました。
その頃、私はどんな虫も一発で名前を言えるだけでなく、何目、何科、微妙な色の違いやサイズの違いから生息地を特定することまでできるようになっていました。
このことが、県下の学校の先生たちの間で話題になり、昆虫博士として有名な名和先生に私を紹介しようという話にまで発展しました。結局、名和先生にお会いしたのですが、私にとって名和先生はまさに神のような存在で、先生はたくさんお話をしてくれましたが、恥ずかしくてほとんど何も話せなかったことを覚えています。
そのとき、私は15cmを超えるヒゲナガカミキリを持参し、先生に見せました。先生はその虫を見るなり、「すごいじゃないか! ヒゲナガカミキリはとても珍しい虫なんだよ。しかも、左右のヒゲも傷んでいない。すごいのを捕まえたな!」と、私を称賛してくれました。名和先生から「凄い」と言われたことは、どんなに嬉しかったことか、言葉では言い表せません。
ボロボロになった図鑑を見た母が私に「この本は本当に安い買い物だったわ」と言ってくれました。
今では、家庭にプレステやWii、任天堂DSなどが普通にあります。PS5などは本体とソフトで8万円以上します。
小学生だった私にとって8000円の本は非常に高価で、私の人生において大切な「宝物」でしたが、今の子どもたちは、8万円というお金がどれくらいの価値を持つのか、どれくらいの重みがあるのか理解しているのでしょうか?
私が本を買ってもらったときのような興奮は、子どもたちには持続しているのでしょうか?「本当にいいもの」を子どもに与えるために、親はもっと真剣に考えるべきではないでしょうか?
人生に大きな影響を与える「空手の月謝」の価値も一考する価値は十分にあると思います。
一度道場に体験にいらっしゃいませんか?
体験は無料です。
◆_____________________________________◆
名古屋の空手教室
\近くの道場で体験・見学大歓迎/
金曜・ドルフィンズアリーナ 名古屋市中区二の丸1-1
土曜・有松道場 名古屋市緑区鳴海町有松浦200 ウィンハート有松2F
日曜・千種スポーツセンター 名古屋市千種区星ヶ丘山手121
体験申込みはこちら→
クリック体験希望
月心会についてもっと知る→
クリックHP
◆__________________◆