豪雨災害後の消毒作業についての注意喚起
株式会社ブルグラス
このたびの2025年8月8日未明に発生した霧島市および姶良市での豪雨災害により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
復旧作業に尽力されている地域の方々や事業者の皆さまの安全と、一日も早い生活の平穏をお祈りいたします。
災害後に消毒が必要な理由
浸水した泥水には、大腸菌・サルモネラ菌・カンピロバクター・ノロウイルスなどの病原体が含まれている可能性が高く、単なる清掃だけでは十分にリスクを除去できません。消毒を怠ると、
感染症や食中毒の発生
カビや悪臭の拡大
害虫の繁殖
といった二次被害が起こる恐れがあります。
次亜塩素酸ナトリウムの正しい使い方
当社で取り扱っている次亜塩素酸ナトリウムは12%(原液)です。
使用する際は、必ず水で希釈してください。
標準的な希釈倍率の目安
調理器具や食器の消毒:200ppm → 原液の約0.17%
(水1Lに対して原液約1.5mL)
床・壁・泥水が触れた広範囲の消毒:1,000ppm → 原液の約0.83%
(水1Lに対して原液約8mL)
ノロウイルスや嘔吐物処理など高濃度が必要な場合:5,000ppm → 原液の約4.2%
(水1Lに対して原液約42mL)
※使用の際はゴム手袋を着用し、換気を徹底してください。
金属部分は腐食しやすいため、消毒後に水拭きをおすすめします。
散布・処理の方法
スプレーボトル:小規模範囲や器具に直接吹き付け
噴霧器(ハンドスプレー・電動噴霧機):広範囲の床や壁に効率的に散布
雑巾やモップ:希釈液に浸して固く絞り、拭き上げる
注意点:布製品・木材は色落ち・劣化の恐れがあるため目立たない部分で試験してから使用
災害後の消毒作業チェックリスト
【必要な道具】
ゴム手袋・マスク・保護メガネ(薬剤飛散防止)
長靴・防水エプロン(皮膚接触防止)
バケツ・計量カップ(希釈液作成用)
スプレーボトル・噴霧器(散布用)
雑巾・モップ・ブラシ(清掃・拭き上げ用)
ゴミ袋(汚染物の処分用)
換気扇や扇風機(作業環境の換気・乾燥用)
【作業手順】
汚泥の除去:まずスコップや雑巾で泥やゴミを取り除く
水洗い:流水で泥を洗い流し、乾燥を促す
希釈液の準備:用途に合わせて次亜塩素酸ナトリウムを希釈
消毒作業:スプレー・噴霧・拭き上げで対象範囲を処理
乾燥:しっかりと換気・乾燥させる(カビ防止)
仕上げ:金属部分や器具は水拭きし、必要に応じてアルコールで仕上げ消毒
廃棄物処理:汚染された雑巾やゴミは二重袋にして廃棄
株式会社ブルグラスからのお知らせ
株式会社ブルグラスでは、災害復旧作業に必要な業務用消毒剤を在庫しております。
店頭にて直接販売可能です。
食毒用アルコール(一斗缶17L・QBテナー20L)
次亜塩素酸ナトリウム 20kg(12%原液)
いずれも業務用のため安価にご提供可能です。飲食店様だけでなく、一般のご家庭でもご利用いただけます。
豪雨災害後の衛生管理は、ご家族や地域の安全を守るために欠かせません。どうぞ早めの消毒作業を行い、安心できる環境を取り戻してください。
👉 在庫・価格・購入方法については、株式会社ブルグラスまでお気軽にお問い合わせください。
参考
災害後における消毒剤の使い分け(まとめ)
大腸菌(O157など)
→ 次亜塩素酸ナトリウム200ppmまたはアルコール70%以上で有効。
床や器具の汚染除去に使用し、泥が残っている場合は次亜塩素酸を優先。
サルモネラ属菌
→ 次亜塩素酸ナトリウム200ppmまたはアルコール70%以上が有効。
食器・器具はアルコール仕上げ、広範囲は次亜塩素酸で対応。
カンピロバクター属菌
→ 次亜塩素酸ナトリウム200ppm以上が有効。
酸素に弱いため表面消毒で十分効果がある。
黄色ブドウ球菌
→ アルコール70%以上、または次亜塩素酸ナトリウムで殺菌可能。
ただし毒素そのものは加熱でしか無効化できない点に注意。
ウェルシュ菌(芽胞形成菌)
→ アルコールでは効果がないため、次亜塩素酸ナトリウム1,000ppm以上または過酢酸を使用。
芽胞に強い耐性があるため、高濃度での処理が必要。
ボツリヌス菌
→ 芽胞耐性が極めて強い。次亜塩素酸ナトリウム1,000ppm以上または過酢酸で対応。
器具は加熱殺菌も組み合わせることが望ましい。
ノロウイルス
→ アルコールは効きにくいため、次亜塩素酸ナトリウム1,000ppm以上、または過酢酸を使用。
嘔吐物の処理は必ず高濃度の塩素消毒が必要。
A型肝炎ウイルス
→ 次亜塩素酸ナトリウム200~1,000ppm、または過酢酸で対応可能。
酸や塩素に弱いため、器具や食品調理環境を徹底的に消毒。
レジオネラ属菌
→ 水回りや配管内で繁殖するため、次亜塩素酸ナトリウム1~2ppmの持続塩素管理、または過酢酸で消毒。
給湯設備の点検・洗浄と併せて実施する必要がある。
カビ類(アスペルギルスなど)
→ 基本は乾燥と物理的除去が第一。補助的にアルコール70%以上や過酢酸で表面処理。
長期放置すると臭気や健康被害を招くため、早期の対策が重要。
✅ 災害後は「まず泥や汚れを落とす → その後に消毒剤で処理 → 最後に乾燥」という流れが鉄則です。
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