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12/25(木)市原市倫理法人会モーニングセミナー参加レポート 〜小湊鉄道・石川社長の講話より〜

まいぷれ市原市編集部

まいぷれ市原市編集部です!

12月25日(木)、五井グランドホテルで開催された市原市倫理法人会「スペシャルモーニングセミナー」に参加してきました。
今年最後のモーニングセミナーの講師は、小湊鉄道株式会社 代表取締役社長・石川晋平さん。創立109年を迎えた小湊鉄道のこれまでとこれからについて、地域への想いあふれるお話を伺いました。

■ 毎週木曜朝6時開催の「モーニングセミナー」

市原市倫理法人会のモーニングセミナーは、毎週木曜日 朝6:00〜7:00 / 会場:五井グランドホテルで行われています。

会員さんだけでなく、会員以外の方も無料で聴講できるオープンな学びと交流の場で、毎回さまざまな分野の講師を招いての講話が行われています。

朝早い時間帯ではありますが、会場には熱心にメモを取る方や、講師の一言ひとことにうなずく参加者の姿が印象的でした。

■ 「鉄道屋でできること」—小湊鉄道が地域と歩んできた109年

創立は1917年。109年という歴史は「長く続いてきた」一方で「古びている」とも受け取られかねない——そんな危機感も率直に語られた石川社長。

近くの人を喜ばせたい」という想いから始まった小湊鉄道が、今も沿線の暮らしと共に歩み続けていること。そして、次の100年に向けてどんなチャレンジをしているのかを、具体的な取り組みとともに紹介してくださいました。

印象的だったのは、グループ社員約800人との個別面談のお話。ここ2年間で350人と対話を重ねてきたそうで、社長自身が自分の成功体験だけでなく失敗談も含めて「自分をさらけ出す(オープンシー)」姿勢で向き合っているとのことでした。

さらに、手作りの紙芝居を使って沿線の風景や取り組みを紹介してくださった場面も、とても印象的でした。沿線の暮らしや小湊鉄道を取り巻く現状を温かいイラストで描かれていて、小湊鉄道が地域と共に歩んできた歴史や、これから目指していく未来が、ぐっと身近に感じられる時間でした。

■ 菜の花、ランタン、出張商店街…「沿線を守る」さまざまな仕掛け

小湊鉄道といえば、菜の花畑を走る列車の風景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

・沿線のヤブ刈りを20年続けてきた活動
・菜の花畑と列車がつくり出す風景

といった地道な取り組みで、沿線の景観を守り続けてきたことも紹介されました。こうした活動は、沿線の住民の方々や小湊鉄道ファンの皆さんと力を合わせて続けてこられたというニュアンスのお話もあり、まさに地域ぐるみの取り組みであることが伝わってきました。

また、地域の暮らしを支えるためのユニークな取り組みとして、

牛久の「出張商店街」(「買いに来れないなら売りに行く」という逆転の発想。各商品売り切れ続出の盛況ぶり)
ランタンイベント(沿線の方々やファンも巻き込みながら、一緒に夜の沿線を彩る企画)
「夜キハ」などお酒が楽しめる列車企画(東京や横浜から若い世代が訪れ、6月にはSNSで話題になるほどの反響に)

など、鉄道ならではの視点で地域との接点を増やしている様子も、具体的なエピソードを交えてお話してくださいました。どの企画も、地域の方やファンの参加や応援があってこそ形になっていることが印象的でした。

■ 移住・空き家対策にも挑戦 「生まれた土地で暮らしたい」を支える

少子高齢化や人口減少は、小湊鉄道沿線も大きな課題となっています。

三和・南総・加茂地区では人口が約3割減少し、14歳以下の子どもは2割程度という現状。これまでに、

・小湊沿線から約8,000人が転出
・自然減(出生数よりも亡くなる方が多いこと)で約1万人減少

といった数字が示され、働き手世代の流出→売上減(約65%)という厳しい状況も共有されました。一方で、安全運行のための設備投資は増やし続けなければならないというジレンマもあります。

そうした中で、小湊鉄道では、

空き家対策プロジェクト「開拓者さん」による移住促進(約4年で50組が移住)

といった取り組みも行い、「生まれた土地で暮らしたい」という気持ちを応援する仕組みづくりを進めているそうです。このプロジェクトも、地域の方々の協力や、沿線を愛する人たちのネットワークと一緒に進めてきた取り組みであることが伝えられていました。

■ 子どもたちの未来に向けた「学生専用パスポート」構想

印象に残ったのが、沿線の子育て世代へのヒアリングのお話です。

牛久地域の子育て中のママ3人に話を聞いたところ、

・高校生の子どもはスクールバスや車で五井まで送迎している
・小湊鉄道にたくさんの思い出はあるが、日常ではあまり使っていない
・それでも「なくなったら困る」「頑張ってほしい」とエールを送られた

といった声が寄せられたそうです。

そうしたリアルな声を受けての今後の対策として、

■ 学生専用パスポート(2026年春スタート予定)
・料金:年間1万円
・対象:30歳以下
・通学だけでなく、日常の利用にも使えるパスポートとして検討中

という構想も紹介されました。

背景には、「2005年比で子どもの人口を増やしたい」という明確な目標があります。鉄道会社としてできることをひとつずつ形にしながら、沿線に暮らす子どもたちや若い世代の未来を支えていこうとする姿勢が伝わってきました。

■ 編集部からひと言

石川社長の講話を通じて強く感じたのは、「鉄道会社」以前に「まちの一員」として、地域とどう向き合うかを問い続けているということでした。

・社員一人ひとりと向き合う個別面談
・沿線の景観や日常の足を守る取り組み
・イベントや移住支援を通じた新しいつながりづくり
・そして何より、沿線の住民の皆さんや小湊鉄道ファンと“一緒に”進めてきた歩み

そのどれもが、数字や制度だけでは測れない「人の暮らし」に寄り添おうとするチャレンジに感じられました。

まいぷれ市原市としても、こうしたお話や取り組みを、ニュースや特集を通じて丁寧にお届けしていきたいと思います。

市原市倫理法人会さんのモーニングセミナーでは、今後もさまざまな講師の方の講話が予定されています。興味のある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

これからも、市原で頑張る企業や団体の皆さんの取り組みを追いかけていきますので、どうぞお楽しみに!
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基本情報

名称まいぷれ市原市編集部
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住所290-0081 市原市五井中央西2-14-11-2階
アクセスJR五井駅西口より徒歩5分
電話番号050-8893-2676
メールアドレスichihara.mypl@gmail.com
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開業日2025年1月1日
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