丸山仮設合同会社
実はこの仕事、怖がりの人ほど向いています!
丸山仮設合同会社では、「高所が怖い」と感じる方こそ歓迎しています。今回は、私自身が現場デビューしたときに感じた恐怖と、そこから学んだこと、そして今の新人教育につながっている考え方についてお話します。
■10メートルの高さで、梁の上を座って這っていた新人時代
私が初めて現場に出たとき、物件の高さは約10メートル。端部にはハーネスを掛ける親綱こそありましたが、足元には床がなく、立っている場所は「梁」と呼ばれる鉄骨の上だけでした。
先輩方はその梁の上を何事もないようにスタスタ歩いていきますが、正直なところ、当時の私はめちゃめちゃ怖かったです。立って歩くことができず、座り込みながら梁の上を這って移動していました。「そんな態勢をよその業者に見られたら恥ずかしいぞ」と、先輩たちにいじられたこともよく覚えています。
■「怖がりすぎても逆に危ないぞ」と言われた一言
そんな中、今でも心に残っている先輩の言葉があります。それが「怖がりすぎても逆に危ないぞ」という一言でした。
怖さのあまり、一歩一歩がものすごく小さく、ほぼすり足になっていた私に、先輩はこう続けました。「すり足だと、つまずく危険がある。怖いと思った時ほど、大きく踏み出して一歩で移動しろ」と。
当時の私は、「この人は何を考えているんだろう」と正直理解できませんでした。それくらい、高さが怖かったのを覚えています。
■幅45ミリの鉄骨を一歩で越えたときの、意外な感覚
この言葉のきっかけになったのが、梁から横の梁へ移動するときの場面です。梁と梁の間は約2メートル。その間は幅約45ミリの細い鉄骨でつながっていて、そこに足をかけて移動します。
当時の私は怖すぎて、この細い鉄骨を渡ることができず、一度ハシゴで梁から降りて、下から回り込んで移動していました。
それでも思い切って、先輩の言葉を信じて「大きく一歩」で踏み出してみたんです。すると、思っていた以上にあっさり隣の梁へ移動できました。その瞬間、「あ、意外といけるんだな」と感じたことと、不思議と少しだけ「気持ち良さ」もあったことを今でも覚えています。
この経験を通して、「怖さ」を無理に消すのではなく、正しく向き合うことの大切さを学びました。
■新人はいきなり高所に上げない──段階を踏んだ教育フロー
こうした自分自身の経験があるからこそ、丸山仮設では新人さんをいきなり高い場所に上げることはしません。まずは先輩スタッフが高所に上がり、床組みを終えてから新人さんに2階以上へ上がってもらいます。つまり、新人さんが高い場所へ行くときには、すでに床が完成している状態です。
まずは床のある状態で高さに慣れてもらい、少しずつ高所の感覚をつかんでもらいます。慣れてきたタイミングで、次のステップとして床のない梁の上での作業に進みますが、このときも必ず先輩スタッフとマンツーマンで上がります。
いきなり一人で梁の上に立たせるようなことは、絶対にしません。成長のスピードは人それぞれですので、「一人で任せても大丈夫」と判断できるまでは、先輩がしっかり横についてサポートします。
■「常に怖がれ」──怖がりだからこそ守れる安全がある
先輩からもらったもう一つの言葉に、「怖がり程、事故を起こさないからお前は大丈夫だ」というものがあります。高さに慣れすぎて「俺は大丈夫」と慢心してしまうと、水平ネットを設置しなかったり、慎重さを欠いて足を踏み外したりと、かえって危険が増えてしまいます。
だからこそ、丸山仮設では「慣れてきたときほど危ない」「怖くないと感じているときほど気をつけるべき」という意識を、社員同士で常に共有しています。現場では私もよく「常に怖がれ」という言葉を口にします。
ここで言う「怖がる」とは、何をするにも危険因子をきちんと察知し、油断しないということです。高所作業に限らず、建設現場にはさまざまな危険があります。その一つひとつにきちんと目を向けるために、「適度な怖さ」を大事にしています。
もちろん、ハーネスの着用は当たり前ですし、親綱・水平ネットなどの安全設備も必ず設置したうえで作業を行います。「怖さ」と「安全対策」をセットで考えることが、私たちの基本姿勢です。
■「怖がりだから大丈夫」──そんなあなたを歓迎します
「高いところは正直怖い」「本当に自分にできるのかな」と不安に思う方も多いと思います。ですが、私自身も最初は梁の上を座って這っていた身ですし、今いるスタッフの中にも、最初は高所が怖かったメンバーがたくさんいます。
丸山仮設が大事にしているのは、「怖くない人」よりも、「ちゃんと怖がれる人」。「怖がりでも大丈夫かな?」ではなく、「怖がりだから大丈夫!」という価値観で、一緒に安全第一の現場づくりをしていきたいと考えています。
少しでも興味を持っていただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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