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強い雨の日は無理をしない。それでも現場を止めない雨の日の段取り

丸山仮設合同会社

天候に左右されない確かな仕事「強い雨の日は無理をしない。それでも現場を止めない雨の日の段取り」

天候に左右されない確かな仕事

「雨の日の建設現場って、どうしているんだろう?」そう思われる方も多いかもしれません。丸山仮設でも、カッパや長靴を履いて、小雨程度ならいつも通り作業を進めることがほとんどです。

一方で、「これは雨の日は絶対にやらない」「強い雨の日は、無理してやらない」と決めている作業もあります。そして、ただ止めるだけでなく、雨の日でもできる作業を事前に用意しておくことで、安全を守りながら、なるべく現場の手を止めない工夫もしています。

今回は、そんな「雨の日の安全意識」と「作業効率を落とさない段取り」について、具体的な例を交えながらお話します。


雨の日は“絶対にやらない”3つの作業

丸山仮設では、雨の日でも工事を進めることは多いですが、「ここだけは雨の日にやらない」と決めている作業が3つあります。

  • タッチアップ(ボルトなどにさび止め塗料を塗る作業)
  • 高力ボルトの取り付け
  • 解体時の、屋根下に張っている断熱材の荷下ろし

タッチアップは、雨の中ではきれいに塗ることができません。塗料が流れてしまったり、鉄骨やボルトにしっかり密着しなかったりして、仕上がりの品質が落ちてしまいます。そうなると、見た目だけでなく防錆性能も十分に発揮できず、結果的にお客様からの信頼を失う原因になりかねません。

高力ボルトは、建物の骨組みをしっかりと固定する大事なボルトです。濡れた状態だと、規定通りのトルク(締め付けの強さ)が正しく掛からないことがあります。数値上は締めたつもりでも、実際には締め付けが弱くなってしまう可能性があり、建物そのものの安全性に影響が出かねないため、雨の日の取り付けは行いません。

断熱材は、水を吸うことで性能が大きく落ちてしまいます。濡れた状態で荷下ろし・施工してしまうと、断熱効果が十分に発揮されないだけでなく、後々の不具合やクレーム案件につながってしまいます。そのため、雨の日に断熱材を荷下ろしすることは避け、必ず乾いた状態で扱うようにしています。

この3つは「できる・できない」ではなく、「やらない」と決めている作業です。安全面だけでなく、建物の品質やお客様からの信頼を守るためのルールでもあります。


強い雨の日に避ける高所作業と、その判断基準

屋根の上や梁の上など、高所での作業も、雨の日は特に注意が必要です。足元や鉄骨が濡れて滑りやすくなり、転落のリスクが一気に高まるからです。

丸山仮設では、強い雨の日には、屋根上や梁上といった高所作業はできるだけ避けるようにしています。工期にゆとりがある現場であれば、「今日は無理をしない」「高所作業は別日に回そう」と判断します。

とはいえ、現場には工期や他作業との兼ね合いもあります。工期がどうしても詰まっている、他にできる作業が本当にない、雨もそこまで強くない──そういった条件がそろう場合には、高所作業を行うこともあります。

大切にしているのは、「なんとなく現場の雰囲気で決める」のではなく、雨の強さ・工期・その日にできる他の作業をきちんと天秤にかけた上で判断することです。「危ないのに、無理にやる」はしない。その線引きを、現場ごとに丁寧に行っています。


前日に慌てないための“雨の日用メニュー”づくり

「雨だから今日は全部中止」では、工期も現場も回りません。その一方で、「雨でも何でも同じようにやる」では、安全面で大きなリスクを抱えてしまいます。

丸山仮設では、天気予報を日々チェックしながら、雨の日でも安全にできる作業をあえて少し残しておくようにしています。こうすることで、前日に天気が急に変わらない限り、「明日雨か、どうしよう」とバタバタ段取りを変えることはあまりありません。

例えば、建方工事で工区を分けている現場の場合。

1工区は屋根まで吹き終わっていて、本来ならそのまま1工区の中で細かい鉄骨を取り付けていく段階だったとします。ここで翌日が雨予報であれば、晴れているうちに2工区の建方に先行して入ることがあります。

そして実際に雨が降った日には、屋根がかかって濡れない1工区に戻り、中の細かい鉄骨を取り付ける作業を進めます。手順は少し前後しますが、進捗のロスはほとんどなく、強い雨の中で屋根上に上がるといった無理な高所作業を避けることができます。


解体工事でも、屋根を“あえて残す”という選択

解体工事でも、雨の日を見越した段取りをしています。通常、解体は屋根から壊していくのが基本です。しかし、翌日に雨予報が出ているときには、あえて屋根を解体せずに残すことがあります。

代わりに行うのは、屋根の下にある「天井受けの鉄骨」など、室内側の部材の解体です。屋根を残しておけば、翌日雨が降ったとしても、作業する場所は濡れませんし、雨の中で屋根の上に上がる必要もありません

こうした段取りは、一見すると「手順を入れ替えているだけ」のように見えるかもしれませんが、実際には安全と効率のバランスをとるための大切な工夫です。


「雨だから全部止める」でも「何でもやる」でもない、その間の考え方

ここまでご紹介した内容は、主に「強い雨の日」を想定した考え方です。実際の現場では、絶対にやらない作業(タッチアップ・高力ボルト・断熱材の荷下ろし)を除けば、普通の雨程度で手順を大きく変えることはあまりありません。

多くの場合は、カッパや長靴を着用し、足元や道具の状態に注意しながら、予定していた作業を進めていきます。そのうえで、「この雨の強さなら高所作業はやめておこう」「今日は屋根の下でできる作業を優先しよう」といった判断を、現場ごとに行っています。

丸山仮設が大事にしているのは、「雨だから全部止める」でもなく、「雨でも何でも同じようにやる」でもない、その中間の考え方です。安全に関わるところや品質に直結するところはきちんと線を引く。そのうえで、事前の段取りや工区の進め方を工夫して、雨の日でもできるだけ現場の手を止めない。

安全と品質の両輪で現場をつくることが、私たちが日々大切にしているスタンスです。


現在、丸山仮設では正社員協力会社様( 一人親方様も歓迎 )を募集しています。雨の日の段取りひとつをとっても、「どうすれば安全に、どうすればスムーズに進められるか」を一緒に考えていける方と、ぜひ現場をつくっていきたいと考えています。

詳しい募集要項や応募方法は弊社のHPをご覧ください。

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