地方で設計を続けるということ──“見る・考える・つくる”の循環
(有)北斗設計一級建築士事務所
■ 建築を“見る”ということ──自分の設計を感じ直す時間
最近、大学時代の友人と十数年ぶりに再会し、建築家という存在について改めて考える機会がありました。学生の頃は建築家の作品を見に行くのが好きで、そのかたちや素材、裏にある考え方に刺激を受けていました。しかし、地方で設計を続けるようになってからは、現場や日々の業務に追われ、“建築を見る目”が少し曇っていたのかもしれません。
久しぶりに建築を見に行った時、“見る”というのは単なる評価や模倣ではなく、自分の中の感覚を整える行為だと気づきました。建築を見ることで「自分は何を大切にしてきたのか」が見えてくる。それは、どんな場所で設計をしていても大切なことなのだと思います。
■ “見る”から“考える”、そして“つくる”へ
建築家の作品を見ると、その自由な発想や表現に刺激を受ける一方で、「自分はああはなれない」と感じることもあります。私にとって設計の出発点は、お施主さんの理想や暮らしを形にすること。誰かの生き方や想いを聞き、それを建築に翻訳していく──そこにこの仕事の面白さがあります。
美しい建築をただ憧れの対象にするのではなく、「自分だったらどう考えるか」を想像し、自分の立ち位置を見つめ直す時間にしたい。“見る”という行為は、自分の中の軸を確かめ、設計を育てていくための大切なプロセスです。
■ 地方で設計を続ける意味
都会のように刺激的な建築や最新技術がすぐ手に入るわけではありませんが、地方で設計を続ける中には、ここでしか味わえない“手応え”があります。山の稜線や空の色、季節ごとに変わる光の入り方──自然の変化を感じながら設計できるのは、この土地ならではの贅沢です。
ここには長く暮らす人たちがいて、手仕事を大切にする職人さんたちがいて、一つの家や建物に“人の想い”が積み重なっていきます。その流れの中に設計者として関われることは、都会では味わえない深さだと感じます。
■ “日常”をつくる設計を、これからも会津で
見ることで刺激を受け、考えることで自分を磨き、つくることで誰かの暮らしに返していく。その循環を、会津という土地で丁寧に続けていく。小さくても、誠実に。建築家のように“作品”をつくるのではなく、そこに暮らす人の“日常”をつくる──それが、私たち北斗設計のこれからも大切にしたい想いです。
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