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補助金ラインだけで決めない、暮らしから考える住宅性能の話

(有)北斗設計一級建築士事務所

年末年始は、これからの暮らしや住まいについて、少し立ち止まって考える方も多い時期かもしれません。

ここ数年、家づくりのご相談を受ける中で感じているのが、「性能」や「補助金」の話が、家づくりの“出発点”のようになっている場面が増えてきていることです。

■ 「補助金ライン=正解」ではないかもしれません

北斗設計に来られる方の多くは、その前にハウスメーカーの展示場なども回られています。

そこでよく耳にされるのが、
「この性能ランクまで上げると補助金が使えます」
「ここまで性能を上げておくと安心ですよ」
といったお話だと思います。

もちろん、性能が高いこと自体は悪いことではありませんし、補助金も上手に活用できれば大きな助けになります。

ただ、「補助金が出るかどうか」を基準に性能を決めてしまうと、“設計”する事を諦めてる、という感覚を私は持っています。

補助金のラインは、国の制度や事務処理の都合で引かれた線です。その線は、「この家族にとって、どこがちょうどいいか」を示したものではありません。

■ まずお聞きするのは、『20年後どんな家にしたいですか?』

北斗設計では、性能や補助金のお話に入る前に、必ずと言っていいほどお聞きしている質問があります。

それが、

「20年後、どんな家にしたいですか?」

という問いです。

今の流行でも、展示場で見た“理想の暮らし像”でもなく、20年後のご自身やご家族の姿を、できる範囲で一緒に想像してみるところから始めます。

そのうえで、
・平日と休日の在宅時間
・共働きかどうか、在宅ワークかどうか
・ローンや家計に対する考え方
などを丁寧にお聞きしながら、「このご家族にとって、どこまで性能を上げるのがちょうどいいのか」を一緒に整理していきます。

■ コストバランスと“在宅時間”で考える性能のちょうどよさ

私が性能を考えるときに、特に重く見ているのが、コストバランスと在宅時間(在宅率)です。

日中ほとんど家にいない共働き世帯と、在宅ワークや子育てで一日の多くを家で過ごす世帯では、「必要な性能のちょうどよさ」は本来違ってきます。

在宅率が低いのに、補助金ラインを目指して性能だけをぐっと上げてしまうと、“クーラーボックスのような家”になってしまう危うさがあります。

断熱性能を高くしすぎると、確かに一度あたたまれば冷めにくい家になりますが、「そもそも家にいる時間が短い」「暖房を入れる時間が限られている」暮らし方の場合、思ったほどその性能を生かしきれないこともあります。

一方で、在宅時間が長いご家族にとっては、性能を上げることが日々の快適さや光熱費につながりやすくなります。同じ“高性能”でも、その意味合いは暮らし方によって大きく変わってきます。

■ 「性能を上げない提案」をすることもあります

こうした理由から、北斗設計では、在宅時間や家計の考え方を踏まえたうえで、あえて補助金ラインまで性能を上げないほうがよいとお伝えするケースが、実はかなり多くあります。

それは、決して「性能を軽視しているから」でも、「補助金を否定したいから」でもありません。

・このご家族の暮らし方であれば、ここまで上げれば十分にあたたかく過ごせる
・これ以上性能を上げるより、別の部分に予算を回したほうが暮らしに合う

そう判断できるときには、正直にそのようにお伝えしています。

■ 数字は“安心を演出するため”ではなく、“責任を引き受けるため”の道具

性能の数字や等級は、とても分かりやすい指標です。だからこそ、「ここまでいけば安心」「このランクを選べば正解」という“ラベル”のように扱われてしまうこともあります。

ですが本来、数字は安心を演出するためのものではなく、設計者としての責任を引き受けるための道具だと思っています。

「この性能にしたのは、補助金が出るから」ではなく、
「この性能にしたのは、このご家族の暮らし方を一緒に考えた結果、ここがちょうどいいと判断したから」。

そのプロセスをきちんと踏んだうえで数字を選ぶことが、設計者としての役割だと感じています。

■ 「誰のために、何を基準に決めるのか」を一緒に考えましょう

性能も、耐震も、資金計画も、どれも大切です。

そのうえで、今年は特に、「誰のために、何を基準に決めるのか」という家づくりの土台の部分を、少しずつ言葉にしていけたらと考えています。

展示場で性能の話をたくさん聞いて、少し不安になっている方も、これからゆっくり家づくりを考え始める方も。「補助金ライン」だけを基準にせず、ご自身やご家族の暮らしにとっての“ちょうどよさ”を一緒に探していきましょう。

本年も、地域に根ざした設計を大切に、一つひとつの仕事に丁寧に向き合ってまいります。

※家づくりやリフォームの無料相談(60分)も受付中です。まずは「20年後、どんな家にしたいか」から、ゆっくりお話ししませんか。
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