丸山仮設合同会社
現場経験が活きる提案事例
丸山仮設合同会社では、クレーンの選定も含めて「図面だけで決めない」ことを大切にしています。乗り込み前に可能な限り現地を確認し、必要があれば元請様へ施工方法や使用機械について提案を行う──これが私たちの基本的な仕事の進め方です。
とくに狭小地や、頭上に電線が通っているような現場では、図面上では問題なさそうに見えても、実際に現場へ立ってみると「このままでは安全マージンが足りないのではないか」と感じることがあります。今回は、そうした事前の現地確認をきっかけに、クレーンの種類を見直し、元請様へ別案を提案した事例をご紹介します。
・狭小地+電線の現場で見直したクレーン計画
ある現場は、敷地が狭い上に頭上には電線が通っているという、非常に厳しい条件でした。本来、私たちが鉄骨建方で使用するクレーンは25tクラスが基本です。しかしこの現場では「狭小地なので操作性の良い13tクレーンでいきましょう」と元請様からご連絡をいただき、当初は私たちもその判断に納得していました。
ところが、実際に乗り込み前に現場へ足を運び、周囲状況と電線の位置関係を確認したところ、「この条件で通常のストレートブームの13tクレーンだと、電線を避けながらの作業では作業範囲にかなり制限が出るのではないか」と感じました。安全面・作業効率の両方を考えると、別の選択肢が必要だと判断しました。
・「ピタゴラス」を提案した理由とその効果
そこで私たちが元請様にご提案したのが、「ピタゴラス」と呼ばれるタイプのクレーンです。通常のクレーンはブーム(腕)が真っすぐの構造ですが、ピタゴラスはブーム先端が屈折する構造になっており、電線などの障害物を避けながらも、必要な作業半径を確保しやすいのが特長です。
この現場でも、通常のストレートブームでは「電線を避けるために大きく制限されたポジションでしか作業できない」可能性がありましたが、ピタゴラスを採用することで、電線をしっかり避けつつ、吊り位置に対して余裕を持ったポジション取りができるようになりました。その結果、厳しい条件の現場ではありましたが、大きな滞りもなく、安全性と作業効率を両立した施工が行えました。
・図面だけで決めず、現場で「最適解」を一緒に考える
今回のケースは、事前の現地確認を行い、そこで得た情報をもとにクレーン計画を見直したことで、より安全でスムーズな施工につながった一例です。もし図面上の条件だけでクレーンを決めていたら、現場での制約が大きくなり、作業が進みにくくなっていた可能性もあります。
丸山仮設では、「とりあえずこのままやってみる」という進め方はせず、乗り込み前の段階でリスクを洗い出し、元請様と一緒に最適な方法を組み立てていくことを重視しています。同じように狭小地や電線、周辺環境などでお困りの現場がありましたら、事前の現地確認を含めたクレーン選定・施工方法のご相談も承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。
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